イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
「____おまたせ……って、座ってなさいよ」
ゆえさんの手には私たちが注文した品をもっていた。
「適当な席に座って」
私、ルキさん、美蘭は4テーブルの席についた。
ふわんっと、水が入ったコップが現れた。
さすがは、魔法。
ゆえさんはみんなの前にモーニングセットが置かれた。
美蘭は、そうとうお腹を空かせていたのか「頂きまーす」と言って、先に食べている。
私も一口食べた。
「んしいー!(おいしい)」
「だろ!ゆえが作る食べ物は全部おいしいんだよ!」
美蘭は、モリモリと食べる。
ルキさんも食べる。
「お、確かにうまい。今度から、夜ご飯ゆえに作ってもらうか」
「夜は、ルキ兄でしょ。そこは、譲らないから」
「はいはい」
「お金はいいから、食べたら学校行くのよ」
「ほーい」
ゆえさんは、持ち場に戻って行った。
私、美蘭、ルキさんは朝食を食べて学校に向かう。