イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!


「かかれ」

蔵木は、その人たちに合図を送る。

私は、襲いかかって来る人達に冷静に言う。

「私にこんなことしてていいの?」

蔵木は少し考え言う。

「お前ら、待て」

その人たちを、止める。


蔵木は、私を見る。

「確かにそうだな。その後は、順調か?」

「えぇ」

「そうか。ならいいだろう。___命拾いしたな」

蔵木はそう言い残しその人達とその場を後にした。


姿が見えなくなると、私は胸を撫で下ろす。

もう、心臓に悪いよ。


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