イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
羽咋バラ🌹暴走族
城に戻って来た私と美蘭。
その私の前には、ルキさん。
あの後、美蘭はルキさんに連絡したらしい。
私と美蘭は、今朝の出来事を話した。
「___と言うことがあったんです」
そういうと、ルキさんは私に優しくハグをした。
「___!」
「無事で、何よりだ」
「___俺は、止めたんだ」と美蘭の声が聞こえて来た。
美蘭がルキさんに睨まれているらしい。
ルキさんは、私を離す。
私と目を合わせた。
「俺たちに任せろ。こっちは、なんとかする。
原は、美蘭の傍に居ろ。
この件がおさまるまで美蘭の部屋から出るな。
いいな?」
「はい」
「美蘭。任せた」
「分かった」
私は、何かを言おうとしたら再び止められた。
「授業は、気にするな。俺が教える。学校も心配する必要ない」
私の言いたい事が分かるんだ……なんか、嬉しいな!
「じゃあ、俺は行くからな」
ルキさんは、私に頭をポンとしてその場を後にした。