イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
「俺の友達だけあって原、手懐けるのはやいわ」
美蘭は、休み時間なのかたまり場に来ていた。
「て、手懐ける?!いやいや」
「あ?」
あーあ、ルキさんが反応しちゃった。
最近気がづいた。
ルキさんを止めるお方がいないことに。
「龍一」
声のトーン。ルキさんが・・・怒っていらっしゃる。
「表に出ろ」
「!!」
「いいから、出ろ」
龍一さんが気づいた。
「今の美蘭ちゃんのせいだからね!」
ルキさんは、龍一さんの首ねっこを掴んで外に出て行ってしまった。
「ぎゃああああ」
私と美蘭は、苦笑い( ˊᵕˋ ;)
「あ、原。もうそろそろ戻るな」
「うん!またね*˙︶˙*)ノ"」
美蘭は、たまり場を後にした。
外で・・・
「みらんちゃーん(泣)」
龍一さんの声。
なんか、こうしてると和むな〜ぁ。