イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
「ルキ。明日だが考えているんだろうな?」
「「?!」」
俺と草野は、驚く。
「お前、いつの間にいんだよ」
「……既に居たけど。ルキより先に」
「……そ、そうか」
「___ざまーす」
「おはよう。星目」
「あ、ルキいんじゃん。じゃ、今日は___」
「居ろ」
「ミキラは、いつも最後だな」
「寝てんのかな?」
慶良が言う。
「ミキラ、夜の奴を始末してるからな」
「し、始末?!」
「夜?!」
草野と星目は記憶にないみたいだ。
「お前達、知らないで生徒会に入ったのか」
「「へ?!」」
2人ハモる。
「はぁ〜ぁ。先が思いやられる」
慶良は頭を抱えた。
「で?なんで、夜の始末?」
「こうしていつも平和に過ごしているのは何故だ?」
「??」
「何故……?」
2人は、全く記憶にないらしい。
まぁ……だろうな。
俺は、慶良の話を聞く。
「俺達が人間の生徒を守る為に倒している。その後始末をミキラはしてるんだ」
「ほえ〜〜〜」
「知らんかった」
草野と星目は夜になると目の色が変わる。
いつかの夜の日。
いつものいつメン。
『___おい。雑魚吸血鬼。いつも、いつもご苦労さんだわ』
『こう毎日来られると困るんだよね〜ぇ』
2人、戦い終えるとすぐに帰ってしまう。
そのことは、2人はわからないんだろう。
そう、俺達が会話しているとドアがガラガラっと開いた。
そこには、眠そうなミキラが居た。
「___はよ……」