イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
ルキside
クソっ!!イラつく!
俺は生徒会室に着くなりイライラとしていた。
原があの場から走り去った時、慶良が言っていた。
『ルキ』
『あ"あ"』
『さっきミキラが言ってたこと反対に訳してみ』
『!!ミキラーーー!!』
ミキラは下を出した。
要するにミキラは、原の事が好きであんな言葉を言っていたのだ。
コイツは、本当に好きになった相手には意地悪する癖がある。
だから、あんな真似をしたのか!
納得いかね!
プルルルルルルルル__ツーツーツー・・・
「電話にも出ねえし!クソ!!」
ドカンっっ!!!
俺は、机を蹴っ飛ばした。
「ルキ。落ち着け」
「落ち着けるかよ!!」
ドダバタ、ドダバタ
廊下を誰かが走ってくる。
ガラガラ!バン!!
「はぁーはぁー・・・」
そこにいたのは、ルシラだった。
息を切らして立っていた。
これは、ただ事じゃない!
聞くまでもなかった。