イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!


「___ほら、着いたぞ」

そこは、もう私の家の前だった。

「家まで、送ってもらって。

ありがとうございます!」

正直ちょっと夜道が怖かったから嬉しかった。


「あぁ。原、またな」

「え?」

「家じゃなくってもどこかで会えるだろう」

どういうことなんだろう?


ルキさんは、そう言うと風が吹いた。

隣を見るとそこには、ルキさんの姿がなかった。

ふと、上を向くと夜空の満天な星空🌃に人影が見えた。

ルキさんだ。

本当に、吸血鬼なんだと確信した。


私は、それを見届け家に入っていった。


私の背後に怪しい影が迫ってきていた。

「……」



それは、不気味に笑った。







< 60 / 260 >

この作品をシェア

pagetop