イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!
「___ほら、着いたぞ」
そこは、もう私の家の前だった。
「家まで、送ってもらって。
ありがとうございます!」
正直ちょっと夜道が怖かったから嬉しかった。
「あぁ。原、またな」
「え?」
「家じゃなくってもどこかで会えるだろう」
どういうことなんだろう?
ルキさんは、そう言うと風が吹いた。
隣を見るとそこには、ルキさんの姿がなかった。
ふと、上を向くと夜空の満天な星空🌃に人影が見えた。
ルキさんだ。
本当に、吸血鬼なんだと確信した。
私は、それを見届け家に入っていった。
私の背後に怪しい影が迫ってきていた。
「……」
それは、不気味に笑った。