イケメン吸血鬼暴走族の総長は、…まさかの王…様?!



そんなことがあり、今日元気がない。


「___どうした?」

私は、ボーッとしてたみたいで美蘭に顔を覗かれた。


私は、昨日のことを言おうとした。

ふと昨日のことが頭を過ぎった。


〝このことを誰かに言うとお前の両親は、死ぬ〟

そう言われたことを思い出す。


「あ、うんん。なんでもないよ」

「それよりか、今日異常に暑くね?」

美蘭は、いつもより顔色が悪い。

「そうだね、確かに暑い……」

「涼しいとこ行かね?」

「涼しいとこ?」

「んー……」

美蘭は、少し考えて言う。


「___着いてきて」

「え!もう、授業始まちゃっうよ?」


そんなことなんてお構えなしに、私を連れて教室を後にした。


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