闇夜に瞬く星(ひかり)


すると彼は少し考えてから、
蚊の鳴くような声で


「か、変わり…たい…です。」


そう言った。


その声は、弱々しくて
耳を澄ましていないと
聞こえないくらいの大きさだったけど、
それでもその奥に隠された
気持ちが込められていた。


それを悟った私は
ニコっと彼に向かって微笑み


「じゃあ、変わろうよ。」


再度彼に手を差し伸べた。











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