(更新停止)時の狭間
「誰も居ないね。」
何も無いここに、唯一と言っていい物。
そのふかふかのベットを見つけてかけよってみた。
しかしその周りに人影は無く、ただポツリと大きなそれは白に混ざっていた。
振り返ってシオンさんに視線をやると、彼女は手を顎にあて何か難しい顔をしている。
「どこに行ったのかしら。」
彼女は怪訝そうな顔つきで足元を見つめた。
誰を、探しているのだろう。
私をここへ案内したということは、私に少しでも関係のある人なのかもしれない。
だけど、そんなことよりも。
私の思考は彼女の表情に氷つけられていた。
シオンさんの顔は、今まで見たことのないような、怒りを秘めた冷たい表情で。
愉快に笑うあの顔が嘘のよう。
背筋が、凍りつく。
その時。
「あれ、お客さん?」
調度、彼女の後ろ。
そこから、まだあどけない声が聞こえた。