一夜がつなぐ運命の恋   ~店長の子どもを身ごもりました~
お互いに靴を脱いで、部屋の中に入ると店長がまたキスをやめて私を見た。

「その敬語、辞めないか?」
「無理です・・・」
「今だけでも」
店長の言葉に、私は少し考えてから頷く。

すぐに返事ができなかったのは、”今だけ”という言葉が引っ掛かったからだ。

今だけの関係なのかと、悲しくなる。

「二人の時だけは、敬語やめてほしい」
私の不安は一瞬で消えさる。

”今だけじゃない”という安心と、希望で私は笑顔で頷き、店長に抱き着いた。


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