拝啓、もう好きと伝えれない君へ。
「磯崎は?」

「俺は持ってるからいいや。」

今日は私のためだけに

来てくれたんだ。

そんなことで嬉しくなる。

「今日はついでにデートしよ。」

そんな冗談を言われた。

「友達なのに?」

私がそんな返事をすると

磯崎は真面目な顔で言った。

「男子と女子が出かければデートなのだ。」

「はっ変なの。」

そう言いながら私たちはデートした。
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