エリートSPはウブな令嬢を甘く激しく奪いたい~すべてをかけて君を愛し抜く~
 気に入ってもらえるか不安で、緊張しながらラッピングしたネクタイピンを渡した。

 静馬さんは驚きながらも、「ありがとうございます」と言って受け取ってくれた。

「開けてもよろしいですか?」

「はい」

 ドキドキしながら静馬さんがラッピングを開ける様子を見守る。包みの中からネクタイピンを手に取ると、目を細めた。

「紅葉様が手作りしてくださったのですか?」

「……はい。気に入ってもらえたらいいのですが……」

 彼の反応を窺っていると、さっそくネクタイにつけてくれた。

「大変気に入りました。大切に毎日つけさせていただきます」

 喜んでくれてホッと胸を撫で下ろす。

「よかったです。気に入ってもらえて安心しました」

 静馬さんはネクタイにつけてからもしばらくの間、ネクタイピンを嬉しそうに眺めていて、胸の奥がむず痒くなる。

「紅葉様はやはり、お父様がいらっしゃる北海道へ行かれるんですか?」
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