背中合わせ
兄弟のように育った幼馴染。
それが、周囲もユウも思っている評価だ。
そんな周囲の評価も、俺だけは違っている。
でも、それを口に出したことは一度もない。
この関係が、崩れてしまうのが怖かったからだ。
いつだって一緒にいる。
家だって、俺の部屋からいつだってユウの部屋が見える距離だ。
もしも壊れてしまったら、逃げる場所はないからだ。
俺とは違って、活発なユウは友達も多ければ、ユウを好きな男子も多い。
ユウあてのラブレターを届けたり、相談をされることは一度や二度じゃない。
高校に入って2か月。
「ユウちゃんって付き合ってんの?」
「ただの幼馴染だよ」
それを聞いた男子は、全員が安堵した顔と、そりゃそうだよなって顔をして安心している。
分かってるよと思いながら、表情には出さないようにするのが精いっぱいだった。
それが、周囲もユウも思っている評価だ。
そんな周囲の評価も、俺だけは違っている。
でも、それを口に出したことは一度もない。
この関係が、崩れてしまうのが怖かったからだ。
いつだって一緒にいる。
家だって、俺の部屋からいつだってユウの部屋が見える距離だ。
もしも壊れてしまったら、逃げる場所はないからだ。
俺とは違って、活発なユウは友達も多ければ、ユウを好きな男子も多い。
ユウあてのラブレターを届けたり、相談をされることは一度や二度じゃない。
高校に入って2か月。
「ユウちゃんって付き合ってんの?」
「ただの幼馴染だよ」
それを聞いた男子は、全員が安堵した顔と、そりゃそうだよなって顔をして安心している。
分かってるよと思いながら、表情には出さないようにするのが精いっぱいだった。