素敵な天使のいる夜にー4th storyー
ーside 絢翔ー


自己紹介を終えて、みんなの拍手に緊張の糸が緩む。


安心して下げた頭を上げると、窓際に座る女子学生に視線が止まった。


拍手をしながら、色素の薄い髪が陽の光を受けて柔らかく揺れている。


どこか儚くて。


でも、芯のある女性に見えた。


……綺麗。


少し戸惑いながら、その女性の近くに座った。


「では。履修はペーパーペイシェントということで早速グループワークで進めてもらう。

今回は4人で1つのグループだ。

配られたプリントを見て、各自始めてもらう。」



リーダーは、七瀬沙奈ちゃん…


一体どんな…


「こんにちは。」


あまりの可憐さに、思わず息を呑んだ。


呼吸さえ忘れてしまいそうなその整った容姿に、心臓の鼓動が加速する。

「えっと…」


「七瀬沙奈です。グループ一緒なので…」


「あっ!よろしくお願いします!」


沙奈ちゃんは、優しく笑った。


…やばい。


可愛すぎる。


笑顔を向けられ、自分でも呆れるくらい彼女に堕ちるのは単純だった。



まだ、挨拶しか交わしていない彼女に


この履修で少しでも距離を縮めたいと思う自分がいた。
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