エンドロールの先でも君を恋うから

さっきまで、理由も分からずに心臓がバクバク鳴っていて何回も深呼吸を繰り返していた。



でも今、由良くんの姿を見ただけで急に落ち着いて、心臓の音も気にならないようになっている。



横顔を見つめながら、今までなら有り得なかったこの状況に目が慣れなくて瞬きを繰り返した。



昨日の出来事が白昼夢みたいに思える。



誰にも言うつもりのなかったノートの中身を読ませてしまったこと、会ってすぐの学校一有名人とパフェを食べたり。



私を誘ってくれて嬉しかった。パフェがとっても美味しかった。



小学生の感想文みたいな言葉でしか表せないけれど、それくらい深く考えずに過ごした時間だった。



…けれど夢は願望。本当に夢だったら、ここに優羽がいるはずだから。



「じゃあ、次めくるか」


「そうだね」



連絡先交換も済んだようで、由良くんの言葉を合図に、トートバッグの中からノートを取り出す。



叶えられたページの1の文字を軽く指でなぞってから、次のページを開いた。
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