花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
思わずステーキよりも安いハンバーグに目がいく。
「俺は黒毛和牛ステーキ、三百グラムにする」
一之瀬さんのオーダーを聞いて思わず驚いてしまう。
「結構ガッツリいきますね」
三百グラムは量も多いけど、値段も五千五百円もする。
「俺も直也と同じのにする」
一之瀬さんを岡本さんが下の名前で呼ぶのでちょっとビックリしていたら、彼と目が合った。
「藤森さんはなににする?」
不意をつかれ、彼のセクシーな眼差しにドキッとした。
「じゃ……じゃあ、私は黒毛和牛ステーキの百五十グラムにします」
あ~、明日から節約しよう。
動揺しながらそう答えると、一之瀬さんと岡本さんは今度はドリンクのメニューに目をやる。
「蓮、ワインにするか。ボトルで頼む?」
「そうだな」
一之瀬さんと岡本さんがそんなやり取りをする。
ワインも結構な値段がして、自分の所持金を確認したくなった。
「藤森さんはワイン飲める?ソフトドリンクもあるけど、どうする?」
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