花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
「そこは調整するし、今は幸か不幸か通信手段がいろいろあるからね」
それは休みを取っても仕事をするということか。
社長だものね。
「期待しないで待ってます」
本気にしたらがっかりすると思ってそう返事をしたら、彼がとても甘い目をして私の頬に触れてきた。
「約束は守るよ」
彼に見つめられて心臓がトクンと高鳴った。

絶景とサイクリングを楽しんだ後は、遊園地のアトラクションを楽しみ、再び車に乗って栃木に移動。
「次はどこに行くんですか?」
周りは山だらけ。
もう日は沈みかけていて、観光スポットらしい場所も特に見当たらない。
蓮に聞いたら、「もうすぐわかるよ」という答えが返ってきた。
五分ほど車に乗っていると、白いドーム型のテントが見えてきた。
「ひょっとしてグランピング?」
蓮に確認したら、彼はニコッと笑って答えた。
「正解。ちょっとどんなのか泊まってみようと思って」
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