花婿候補は完璧主義の理系御曹司!? 〜彼の独占欲には抗えません
「すでにラドクリフは花音の前に現れている。会って気づいたよ。孤児院で一緒だったディランだって。きっと近いうちに再び現れるだろうな。俺がいない時は、花音を注意して見ていてほしい」
《わかった。で、この休日お前はちゃんと藤森さんのそばにいるんだろうな?》
直也に聞かれ、ベッドで寝ている花音に目をやった。
「ああ。いるよ」
クスッと笑みを浮かべて答えると、彼もフッと笑った。
《それじゃあ邪魔しちゃったかな。彼女とラブラブの週末を楽しめよ。じゃあ》
直也が電話を切ると、スマホをテーブルに置いてベッドに戻る。
「言われなくても楽しむよ」
ポツリと呟くと、花音を背後から抱きしめて俺も眠りについた。
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