ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!~10回殺され追放されたので、今世は自由気ままな人生を満喫してもいいですよね?~
エドは、沈痛な面持ちになった。彼の気持ちが、シアはいくぶんわかるような気がした。継母だというが、エドは王太后を信じていたはずだ。
(信頼していた相手だもんね……)
自分になにかあったら、異母弟に国を任せようというほどに信頼していた。王太后とエドの仲は悪くないとシアは思っていたけれど、その一方で彼女が呪いをかけていたのだとすれば、エドの胸はさぞや痛むことだろう。
「……それは、悲しいですね」
「悲しい?」
「ええ、悲しいでしょう? だって、信頼していた相手に裏切られたわけですから」
「そうか、俺は悲しいのか」
エドは、自分の感情にはいまいち無頓着なところがあるらしい。シアに言われて、初めて認識したようだ。
「そう言えば、王太后様は具合悪そうでしたものね」
「病弱なのだと思っていたが――」
呪いを受けているのかと思っていたけれど、呪いが返ってきていただけらしい。しばしば王宮を離れているのは、呪いに使う材料を集めに行くという目的もあるようだ。別荘では、散策を楽しんでいると言うし。
「お茶でもいれましょうか。プレート、開店に戻しておいてくださいね」
(信頼していた相手だもんね……)
自分になにかあったら、異母弟に国を任せようというほどに信頼していた。王太后とエドの仲は悪くないとシアは思っていたけれど、その一方で彼女が呪いをかけていたのだとすれば、エドの胸はさぞや痛むことだろう。
「……それは、悲しいですね」
「悲しい?」
「ええ、悲しいでしょう? だって、信頼していた相手に裏切られたわけですから」
「そうか、俺は悲しいのか」
エドは、自分の感情にはいまいち無頓着なところがあるらしい。シアに言われて、初めて認識したようだ。
「そう言えば、王太后様は具合悪そうでしたものね」
「病弱なのだと思っていたが――」
呪いを受けているのかと思っていたけれど、呪いが返ってきていただけらしい。しばしば王宮を離れているのは、呪いに使う材料を集めに行くという目的もあるようだ。別荘では、散策を楽しんでいると言うし。
「お茶でもいれましょうか。プレート、開店に戻しておいてくださいね」