お隣さんはアイドル   ーはじめて恋をする
「皆さんはじめまして5組の担任になりました、坂倉舞(さかくらまい)です。担当教科は国語です。担任を持つのは、はじめてだけど、皆さんが楽しいと思えるようなクラスを作っていきたいです。一年間よろしくお願いします。」

坂倉先生は自己紹介をした。


坂倉先生の声はとても優しかった。



「明日の持ち物は…ーーー」


先生が明日の持ち物について話している。

クラスのみんなはメモをしだす。

私もメモしよ…


すると、

トントンと、優しく肩を後ろから叩かれた。

私はくるッと、後ろを向くと入学式で、生徒会長を見て目をハートにしたり、校長先生の話を聞いて寝そうになっていた人がいた。


後ろの席なんだ…


「消しゴム貸してくんない?」

「いいよ」

消しゴム…

私は自分の机に向かって、筆箱から消しゴムを探した。


「あ、はい」

私は消しゴムを貸した。

「おう!サンキュー」


といって、ニカッとわらッた。


女の子が見たらきっといちころなんだろうな…


消しゴムを使い終わったのかまた私の肩を叩いてきた。

「助かった!」

また、ニカッと笑った。



「明日は自己紹介をします。内容を考えといてください。」


と、先生が言った。


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