あのっ、とりあえず服着ませんか!?〜私と部長のはずかしいヒミツ〜
***
何でそんな服しか持ってきていないんだ!と屋久蓑大葉から責められた荒木羽理は(だって、ワープしたあと外に出ることを考えたら、まともな格好しておかなきゃって思うじゃないですかっ)と、かすみの掛かった頭のまま《《心の中》》、割とまともな言い訳をしていた。
「外に出るかりゃれすよっ」
なのに頭で思ったままをうまく言葉に出来ないのは、きっとアルコールのせいだ。そう分かっていても、どうすることも出来ないのだから意味がない。
羞恥心とか恥じらいとか……乙女が持つべき色んなものがポォーンと思考力の彼方へ追いやられていることを頭の片隅で《《何となく》》自覚しながらも、肝心な対外面がついてこないのだから性質が悪いではないか。
「はぁ!? 荒木、ひょっとしてもう一度俺にお前の家まで送らせるつもりかっ!」
自分だけラフな格好に着替えて〝お寛ぎモード〟な大葉に、羽理は何となくズルイと思ってしまって。
「自分らけジュルイれしゅ」
本来ならば、『タクシーとかで帰るのでお気遣いなく!』と返すところなのに、ショート寸前な思考回路では、思いの強い方が先に出てしまうらしい。
「じゅるい? ……ああ、ズルイってことか。……って何がだ!」
「《《わらち》》らってこのままごろぉーんと転がれるような服が着たいれす!」
そう。家でいつも着ているような、ダラリとえり首あたりが伸びたような《《だらけた》》やつ。
もしくはダボダボTシャツにズボンなし!
大葉が聞いたら、『俺は別にだらけた格好なんてしていないぞ⁉︎』と反論してきそうなことを思いつつ。
何でそんな服しか持ってきていないんだ!と屋久蓑大葉から責められた荒木羽理は(だって、ワープしたあと外に出ることを考えたら、まともな格好しておかなきゃって思うじゃないですかっ)と、かすみの掛かった頭のまま《《心の中》》、割とまともな言い訳をしていた。
「外に出るかりゃれすよっ」
なのに頭で思ったままをうまく言葉に出来ないのは、きっとアルコールのせいだ。そう分かっていても、どうすることも出来ないのだから意味がない。
羞恥心とか恥じらいとか……乙女が持つべき色んなものがポォーンと思考力の彼方へ追いやられていることを頭の片隅で《《何となく》》自覚しながらも、肝心な対外面がついてこないのだから性質が悪いではないか。
「はぁ!? 荒木、ひょっとしてもう一度俺にお前の家まで送らせるつもりかっ!」
自分だけラフな格好に着替えて〝お寛ぎモード〟な大葉に、羽理は何となくズルイと思ってしまって。
「自分らけジュルイれしゅ」
本来ならば、『タクシーとかで帰るのでお気遣いなく!』と返すところなのに、ショート寸前な思考回路では、思いの強い方が先に出てしまうらしい。
「じゅるい? ……ああ、ズルイってことか。……って何がだ!」
「《《わらち》》らってこのままごろぉーんと転がれるような服が着たいれす!」
そう。家でいつも着ているような、ダラリとえり首あたりが伸びたような《《だらけた》》やつ。
もしくはダボダボTシャツにズボンなし!
大葉が聞いたら、『俺は別にだらけた格好なんてしていないぞ⁉︎』と反論してきそうなことを思いつつ。