姪っ子と私
クリニックで受付をして待ってたら、お母様がきて
「知春さん、美玲ちゃん、問診いいかしら?」
お母様に私も美玲も熱はないけど咳が出ることを話して、しばらく待ってた。

呼ばれて、診察室に入った。
「おはよう。美玲ちゃんから診ようね」ってお父様先生から言われた。
「ちーちゃん、抱っこがいい」って美玲が言い出した。
美玲を抱っこして椅子に座って、美玲から診察をしてもらった。
「もしもしするよ〜。大きく吸って〜吐いて〜。もう1回できるかなぁ?・・・お口開けて〜あ〜。はい、いいよ」

「美玲ちゃん、アレルギーみたいな音だけど、何か変わったもの食べた?」
「いえ、特には・・・」
「夜とか何か変わったことした?引っ越しの準備?」
「はい、荷物の整理をしてて、ちょっとバタバタしてたんですが、もしかして埃のせいで・・・?」
「そうかもしれないね。あんまり酷くないし、喘息というほどでもないから、様子見てていいと思います。咳も少しだけでほとんど出てないしね。それじゃ、次は知春さん診るよ」
美玲を抱っこから下ろして、診察を受けた
「知春さんは喘息ある?」
「子どもの頃には、大人になってからはないです」
「ふ〜ん。。。ちょっとゼーゼーしてるから、吸入してみようか。吸入してからもう1回聴診させてね」って言われた
処置室で吸入してもらった後、もう1度診察室に戻って先生から聴診を受けた。
「うん、大分良くなったけど、まだちょっと残ってるなぁ。知春さん、喘息で間違いないと思う。軽い発作で吸入でかなり改善しているんだけど、もうちょっとだけ残ってるから、注射打ちましょう。喘息は完全に抑え込んでおいた方が良いからね。注射1本打っておいたら、後は薬飲んで安静にしててもらったら良くなるからね」
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