姪っ子と私
熱の高い美玲と医院からの帰りにコンビニでジュースやイオン飲料、ゼリーとヨーグルト、アイスクリーム、うどんなど食べやすそうなものを買い込んで帰った。

美玲も食欲がないのか、食べたがらないし、水分だけでもって思うけど、飲んでくれないし、薬だけでもって思うのに、嫌がって飲もうとしなくって、美玲に薬飲みように話をしていたら、ドアベルがなった。

「あっ、先生かも」
玄関を開けたら、先生が来てくれてたので、すぐ、上がってもらった。

「美玲ちゃん、こんばんは。どうですか?何か食べれました?」
「それが、ご飯はいらないって言うし、ゼリーも食べたがらなくて、薬だけでもって思うのですが、それも嫌がってて・・・」
「美玲ちゃん、先生が食べさせてあげよう。おいで?」
「ううん」って美玲は先生に近づかない。
先生は苦笑しながら、美玲に近づいて、
「お薬、甘い味がすると思うんだけど、どうかなぁ。美玲ちゃん、お熱、早く治りたいよね?お薬頑張って飲んでほしいなぁ。美玲ちゃんが元気にならないと知春さんも元気になれないよね・・・」って先生は美玲に話をしながら、美玲の額に手を当てたり、さりげなく診察してる。

「美玲、ちーちゃんとお薬飲む?それとも先生に飲ませてもらう?」って美玲に二択を突きつけてみた。
「ちーちゃんが良い」って美玲が来たので、抱っこして、薬を飲ませた。
「上手に飲めたね」って褒めてやって、ぎゅって抱っこしてやった。
先生が「美玲ちゃん、知春さんもお熱だから、知春さんにもお薬飲ませなきゃ。さぁ、知春さんも薬飲んで。知春さんが飲む間だけ、美玲ちゃん、先生が抱っこしようね」って美玲を抱き上げた。

先生が見てるので、仕方なく、美玲が食べなかった、ゼリーを食べて、薬を飲んだ。
薬は錠剤が1つと粉薬だった。錠剤は飲んだけど、粉は苦手でためらってたら「ちーちゃん、お薬、頑張って飲もうね。先生がお手伝いしようか?」って言われてしまったので、思い切って口に入れた。
苦味が口の中に広がって、うわぁって思ったけど、水で流し込んだ。
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