クールな御曹司は湧き立つ情欲のままに契約妻を切愛する
目の前に置かれたパフェを眺める。トッピングが大きく変更されている気がする。

「白玉の個数を減らし、そこは抹茶の水ようかんに変更している」
まず視覚から入っていた私だったが、耳に凛久さんの声が聞こえてきた。

そして私が提案したことを入れてくれていることに驚きながらも、スプーンを手にして一口運ぶ。

ほのかな苦みの中に、甘さと複雑な味の変化が口の中に広がる。
次に水ようかんを口に入れれば、素人の私が作ったものとは比べ物にならないほど、くちどけはなめらかでとても上品な甘さが口に広がった。
今までとアイスクリームの乳脂肪分も変更してあり、甘さが抑えられている気がする。

「甘くなくなった分、食べやすいかも」
隣に座っていた瑞樹君が私に話しかける。

「うん、男性でも食べやすい?」
「ああ、前はかなり甘かっただろ?」
そんな会話をしながら私たちは、パフェを真剣に吟味していた。

「佐野、どうだ?」
< 86 / 176 >

この作品をシェア

pagetop