どっぷり愛して~イケメン社長と秘密の残業~
そんな笑いと涙に包まれたパーティーが終わり、二人で夕日が映る海を見ながら海岸を歩いた。
「ありがたいな。俺達って恵まれてる」
「愛されてるよね。一生忘れないね」
立ち止まり、キスをした。
最初のキスを思い出す。
残業中の突然のキスで、私の想いは止められなくなったんだよね。
「何回キスしたのかな、私達」
そっと、唇を挟み、目と目が合う。
「最初にキスした時に、結婚するって思ったよ」
「うそぉ~!」
舌を絡め合い、激しくキスをして、砂浜に座って抱き合った。
私は圭史さんの髪に触れた。
そして、朝より少しだけ伸びたひげに触れた。
「大好き」
触りたいって思ったことが何度もあった。
まだ触ることができなかった時。
圭史さんの髪に、ひげに……
触れたかった。
「もっと気持ちいいことする?」
ドSな微笑みを浮かべた。
「夜まで待てない」
圭史さんは、私の手を握り立ち上がると、走り出す。
「え~!夕日綺麗なのに~」
「ホテルからも見えるだろっ!」
「圭史さ~ん」
「万由、愛してるよ~」
振り向くと、夕日がにっこり笑ってくれているようだった。