年下セフレはクールな部下

第3話 浮気確定

やってしまった。

自己嫌悪に陥ったのは、行為も終わってしばらくしてだ。

「どうだった?鈴音さん。」

三好君が私の身体を触る。

「うん……良かったよ。」

三好君の方を見ると、愛おしそうに私を見ている。

その目に、溺れそうで怖かった。


私は起き上がると、服を着た。

「私、そろそろ帰るね。」

「えっ?もう?」

三好君も起き上がる。そして目に飛び込んで来たのは、三好君の筋肉が程よくついた、細い身体だった。

私は、ゴクンと息を飲んだ。

よく私みたいなおばさんを抱いたよね。

何だか、申し訳なくなる。

「ははは。さすがに泊まる訳にはいかないし。」

「送って行くよ。」

「いい。」

私は三好君を止めた。
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