年下セフレはクールな部下
「な、何?」

「……外食するかって、言おうとしたんだけど。」

何だ。と、少しだけ安心した。

「うん。いいね。何食べようか。」

「どこでもいいよ。二人で食べさえすれば。」


その時、私は思った。

私と政人さんは、夫婦なのだと。

恋人同士であれば、何がいい、これがいい、あれ食べたい、これ食べたいと言い合うのだろうけど。

夫婦も8年になれば、何でもいいのだ。

二人で、同じ時間を共有できれば。


「ねえ、私達。これでいいのかな。」

ふと呟いてしまった。

「えっ?何か言った?」

夫は、耳だけこっちに向けている。

「何でもない。」

これでいい訳ないと言う気持ちと、これでいいんだと言う気持ちが合わさって、私は複雑な気持ちを抱えた。
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