年下セフレはクールな部下
「えっ?何言ってんだよ。浮気したのは、鈴音の方だろ。」

「その前に、浮気してたじゃない!」

夫は形勢逆転に、戸惑っていた。

「ただの浮気だよ。鈴音と別れるなんて、これっぽちも考えてないよ。」

「でも、帰って来なかったじゃない!」

「それは……」

夫は今度は、一生懸命に言い訳を探している。

「もう!いい!」

「鈴音……」

「実家に、帰らせて貰いますから。」

「おい!」

引き留めようとする夫を他所に、私は駅の方に向かった。

これで、終わり。

夫との結婚生活も、大和との甘い同棲生活も。


「ははは……」

呆気なく終わってしまった。

考えてみれば、こんなに簡単に別れられるものなんだ。
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