大正ロマン恋物語 ~将校様とサトリな私のお試し婚~
「いいんですよ、妻をホメちぎってー。
 ホメないのも、愛を語らないのもダメですよ。

 むしろ、失礼ですよー。

 行正サン、
 アナタ、夫として失格デスッ」

 HAHAHAHAHA……と文子の肩を抱き、船に乗っている妄想の中のルイスが笑う。

 ――あの男の性格、うらやましすぎるっ、と行正は思っていた。




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