婚約破棄される未来を変える為に海に飛び込んでみようと思います〜大逆転は一週間で!?溺愛はすぐ側に〜
「おい、お前……っ!」
「…………わぁ!」
「!!」
「とっても素敵!夢みたい……っ!!」
「は……?」
「本物の王子様に会えるなんて、なんて運がいいのかしら……!」
「!?」
「わたしはローズマリー・シーアです!宜しくお願いしますっ」
小さな手がそっと触れる。
「触るな、無礼者」と声を上げようとした時だった。
キラキラした瞳を此方に向けながら「ずっと王子様に会ってみたかったんです!とてもかっこいい炎の魔法を使うと聞きました!!」そう言われてピタリと唇を閉じた。
(……なんだ、コイツは)
そう思ったが、悪い気はしなかった。
気が向いた為、魔法で火の鳥を作るとローズマリーは「すごいッ」「かっこいい」と飛び跳ねて喜んでいた。
その瞬間、彼女の周りからポンポンと音を立てて花が咲いて地面に落ちていくのを呆然としながら見ていた。
「……!?」
「あっ……!」
「花……?」
「まだ上手くコントロール出来なくて……えへへ、ごめんなさい」
ローズマリーは、ペロリと舌を出した後に地面に落ちた花を拾い上げる。
「…………わぁ!」
「!!」
「とっても素敵!夢みたい……っ!!」
「は……?」
「本物の王子様に会えるなんて、なんて運がいいのかしら……!」
「!?」
「わたしはローズマリー・シーアです!宜しくお願いしますっ」
小さな手がそっと触れる。
「触るな、無礼者」と声を上げようとした時だった。
キラキラした瞳を此方に向けながら「ずっと王子様に会ってみたかったんです!とてもかっこいい炎の魔法を使うと聞きました!!」そう言われてピタリと唇を閉じた。
(……なんだ、コイツは)
そう思ったが、悪い気はしなかった。
気が向いた為、魔法で火の鳥を作るとローズマリーは「すごいッ」「かっこいい」と飛び跳ねて喜んでいた。
その瞬間、彼女の周りからポンポンと音を立てて花が咲いて地面に落ちていくのを呆然としながら見ていた。
「……!?」
「あっ……!」
「花……?」
「まだ上手くコントロール出来なくて……えへへ、ごめんなさい」
ローズマリーは、ペロリと舌を出した後に地面に落ちた花を拾い上げる。