地味子ちゃん
私の名前が苺華だから、苺ちゃんと呼ばれている。
ちなみに、あいちゃんって呼んでいるけれど、あいちゃんも私のひとつ上で高校二年生だ。
「あー・・・・久しぶりの苺ちゃん成分・・・・・!」
あや先輩は、掴んでいたあいちゃんのことをぽいっと投げると、そのまま私に抱きついてくる。
「ふふっ成分ってなんですか?」
おかしなことを言うあや先輩にクスッと笑うと、新しい人物が入ってきた。
「おい、気持ち悪いことを言うな。そして僕の苺華から離れろ!!」
「隼人先輩!」
「苺華!お、おおおはよう!!」