目の上の義母(たんこぶ)
…しかし、どういうニュアンスで翔平が伝えたのかはわからないけど。



「…陽葵さん。あなた、普段の料理もまともに作ってないらしいじゃないの」


休日に翔平の実家へ遊びに行った、ある日。

キッチンで、お義母さんと2人になったときにそんなことを言われた。


「結婚するときに言ってたわよね?仕事と家事は、両立できるようにがんばりますって」

「…はい」

「それなのに、食事をスーパーのお惣菜なんかで済ませるなんてっ…。結局、両立なんかできてないんじゃないの?」


『両立できていないのは、あなたの息子がなにもできないからです』


そう言えたら、どんなに楽なことか…。


このときは、なんとか飲み込んだけれど――。

時には抜き打ちでマンションを訪ねてきて、部屋の片付けの具合をチェックされる。
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