月下の恋人…missing
『お前……ッ』
心意が解らなくて、通り過ぎようとする瑠美の腕をつかんだ瞬間だった。
瑠美の顔が近づいて
一方的な突然のキスに
不快な怒りが込み上げて
何度も何度も唇をぬぐって
走り去る瑠美の後ろ姿を、ただ呆然と見ていた。
――――――
――――――…
「やっぱ瑠美ちゃん、可愛いっすね♪」
『ぜんぜん可愛くないだろ…』
翌朝―――…
タケシは、二日酔いでガンガンする頭を抱えながら、瑠美の撮影に見入っている。