月下の恋人…missing



優しく覗き込まれて、おどけた言い方に笑顔になる。





『クスッ……いい子――』





撫でられていた頭を引き寄せられて、キスを落とされて







どうか…私達の未来は繋がっていますように…








甘いトキメキに溺れながら、そう強く願った。






ねぇ光にぃ―――…





人は何故願うんだろう




叶わない願いはただ悲しいだけなのに……




例えどんな事あっても離れないと誓えた




純粋なあの頃がなつかしいよ





一緒にいてあげれない私をどうか許してね





光にぃ―――





< 163 / 247 >

この作品をシェア

pagetop