月下の恋人…missing
『じゃあ行かせない』
「ッ…うん―――…」
『どんな事があってもまゆを離さないから。大丈夫だから…』
髪を撫でる手に、涙は止まる事を忘れたように溢れ続けた。
光にぃ――――…
この暖かさを失ったら、きっと淋しくて死んじゃうよ
私もどんな事があっても離れないからね……
カラン――――
アイスコーヒーの氷が溶ける音が静かな部屋に響く。
『心配でお仕事に行けないので、そろそろ笑ってくれますか?泣き虫まゆさん?』
「はい――――…」