月下の恋人…missing



呼び出しの間、タバコを一本取り出して火を着けて




ス――――ッ…





飛ばした煙を追って、見上げた空は真っ暗で何も見えなかった。







「もしもし?光にぃ」






おふくろからの電話で、まゆの母親が来た事を聞いてから




全然落ち着かなくて…



まゆの声でやっと少し冷静さを取り戻す。







『雨の日デートしませんか?』






「えっ……?」






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