月下の恋人…missing



゛どうせ叶わない恋ならば

もう一生逢わない方がいいのかもしれない゛





歩きながら大きな窓から見上げた真夏の空の



何処までも透けたスカイブルーを見た時



ふとその言葉が浮かんで、いまさら遅い後悔に胸が締め付けられて動けなくなる。






光にぃ―――――…






『まゆ?』




数歩先を歩くママは、立ち止まって振り返った。



目の前はチェックゲート



そこを越えたらもう戻れない。




『……まゆ?』





光にぃ愛してる



だから行くね






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