月下の恋人…missing



タケシは眩しい笑顔を残して去って言った。


テールランプを見送ってまゆに向き直ると、クスクスと笑っている。



『どした?』


「光にぃ…洋服…」





『あ゛っ――――!』




「でも…それもありかも。可愛いよ。光にぃ」






すでに時は遅くタケシの車は見えなくなっていて





『可愛いって…行くぞ!』




「あっ。もしかして照れてる――?!」






俺は開き直って、まゆの手を引いてホテルの方へ歩き出した。





黒の薔薇柄やパープルのテロテロのシャツに、黒の細身のパンツ。




一言で言うと、キザったらしい服が俺のトレードマーク。





< 219 / 247 >

この作品をシェア

pagetop