月下の恋人…missing
「なんじゃこりゃ~!」
橘家を囲む報道陣に驚く。
でもやっぱり
こうして現実を見せられると光にぃは凄いんだなぁって
遠い人のように思って複雑な気持ちになる。
芸能人って大変だね
こうして何かあると押しかけて来ちゃうし
プライベートどころか普通の事も普通に出来ないし
光にぃよくやってるなぁ…
私だったら息が詰まって死んじゃうよ
…って感心してる場合じゃなかった。
泣きすぎた顔で恥ずかしくて電車にも乗れずてくてく歩いて帰って来たけど
これじゃあ家に入れないよ。
どうしよう
なんとか家に入る方法はないか考えたけど、どうやっても入れそうになかった。
いつまでも表でボーッとしてる訳にもいかないし
とりあえず光にぃにこの状況を報告しとくかな。
「えーっと携帯…」
気を取り直して鞄の中の携帯を探して唖然とした。
「ん…ない?…ないっ!」