空の色君の色
「私、金山美紗。よろしくね。」


「うん。野咲奈月です。よろしく。」




「奈月ー!」

息を切らしながら私の名前を呼ぶのはみっ君。

多分転校生が来たって聞いて、ろうかを走って来たんだろう。


「奈月、転校生って・・・美・・・紗・・・」

「光輝!逢いたかった。」


金山さんは、みっ君に抱きついた。

クラスメイトは移動教室でもういなかった。

そして、私の胸が少しチクッとした。


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