好きでいてもいいですか
個室に入り気持ちを落ち着かせる。
私はやっぱり優晴君が好きだ。
でも、速人は大切な人なのは変わりない。
きちんと話そう。
そう決意して席に戻ると速人が
「美玲本当に大丈夫?
今日お酒はやめとくか?」
と頼んでおいてくれたお酒を私の前から取ろうとした。
私はその手を止めてゆっくり話し始めた。
「ううん、飲みたい。
それで話したいことあるんだ。」
わかったと言う速人は私のタイミングを待ってくれる。