エレベーターから始まる恋
「坂本!!お前また遅刻か!!仕事が遅いんだからせめて早く来い!」
出社するやいなや、石岡さんに怒鳴られる。
遅刻なんてとんでもない。また始業時間前だ。
「遅刻はしてません…」
「アホか!10分前切ったら遅刻と同じなんだよ!」
なんと無茶苦茶な…
反論したいところだけど、立ち話した結果だし、ここはぐっと堪え、席に着く。
「おはよう坂本さん」
「大橋さん、おはようございます」
優しい大橋さんは癒しではないのか、恋しないのかと気になるところだろうけれど、あいにく大橋さんの左手薬指にはキラリと光るものが嵌まっている。
そう、既婚者である以上余計な感情は増やさない。
始業のチャイムが鳴ると同時に電話も鳴り始める。
はぁと息を吐き受話器を取った。
こうして今日も怒涛の1日が始まるのだ。
出社するやいなや、石岡さんに怒鳴られる。
遅刻なんてとんでもない。また始業時間前だ。
「遅刻はしてません…」
「アホか!10分前切ったら遅刻と同じなんだよ!」
なんと無茶苦茶な…
反論したいところだけど、立ち話した結果だし、ここはぐっと堪え、席に着く。
「おはよう坂本さん」
「大橋さん、おはようございます」
優しい大橋さんは癒しではないのか、恋しないのかと気になるところだろうけれど、あいにく大橋さんの左手薬指にはキラリと光るものが嵌まっている。
そう、既婚者である以上余計な感情は増やさない。
始業のチャイムが鳴ると同時に電話も鳴り始める。
はぁと息を吐き受話器を取った。
こうして今日も怒涛の1日が始まるのだ。