島津くんしっかりしてください
私……先輩の上に馬乗りになってる……⁉







これ、床ドンというやつでは……⁉









な、なんてことを……!





ぼーっとしてる場合じゃなかった。





というかあのまま現実逃避していたかった……!









ぼっと顔から火が出そうなほど熱くなった頬に、慌てて体を起こした。














「す、すみません……すみません……っ!」








やっとの思いで謝罪の言葉を口にしたとき、するりと髪が肩から滑り落ちて、先輩の顔にかかった。











ちょ……っ空気読んで私の髪!









ただでさえ迷惑かけてるのに、どうしてこうもタイミングが悪いの……!









なんて、意思を持たない髪の毛につい苛立ちを覚えた。








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