私が好きになったのは芸能人?!

「音…話があるの」

「何?」

私は音も前の席が空いていたのでその席に座って話し始めた

もちろん、周りにはたくさんの人がいるので小声で話した

だって、このことがバレたら私、どうなるか分からないんだもん


音は静かに聞いてくれた、表情だけはコロコロと変わっていったけど…
一番多かったのは驚きの表情だったけどね



「…ということがあったの」

全てを話し終えた私は、一息ついた


静かになる、音


「…」


あれ、音さん?聞いてたよね?

「音?聞いてたよね?」

「…あ、うん、聞いてた、なんだか信じられなくて…」


そうだよね、だって音に誘うように言われたその日にできちゃったんだもん
私だって信じられないよ


すると、遠くから声が聞こえた



「「「「え〜!!陸くん、もうレクの班決めたの?!」」」」



みんなが驚いているのが聞こえた
声を揃えていったからここまで聞こえる

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