結ばれないはずが、一途な彼に愛を貫かれました ~裏切りと再会のシークレット・ベビー・ラブ~
 彼のこころの奥に灯る情熱を打ち付けられる如く、力強い腕で抱きしめられる。すぐに「私も」と言葉を返したいけれど、そのことを伝えるのは——、まだ怖い。

 それでもアルベルトから与えられる熱を拒否することはできなかった。ソフィアは言葉を返すことはできないけれど、そろりと手を背中に回す。

——「私もあなたが好き」と喉にまで出かかった言葉を、ソフィアは固く口を閉じて飲み込んだ。

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