【BL】愛されたいだけ
永和side
俺の部屋へと月愛を呼び
「これ飲め」
薬を渡した
「これは?」
「時雨さんがお前用に調合した薬だ。フェロモンを抑える」
「分かりました」
「効果あるかどうかは使ってみねぇとわからねぇから定期的に時雨さんの病院に通え」
「はい」
オメガのフェロモンは人を惑わすモノになるが
アルファのフェロモンはオメガにとっては毒に近い
無理やりヒートを起こさせることだってある
俺達アルファはオメガよりもっと気を付けなければならない
そのことを月愛には知っていて欲しい
「お前春永の運命の番じゃないのか?」
「え?」
突然の質問に月愛は驚いていた