【BL】愛されたいだけ
いつも医療行為は病院でもしぐくんが担当してくれた
だけど今日はしぐくんもパーティー参加でバタバタしているのだろう
それでこの人が代理で来てくれたのか
「あ、はい。宜しくお願いします」
ヘアメイクも一通り終わった所で
「チクッとしますよー」
軽めの抑制剤を打たれた
「ありがとうございます」
「何かありましたらこちらの部屋に待機しておりますので」
優しそうな人で良かった
支度も終わり漆原が居る部屋へと向かった
その時点で少し身体が熱い気がしたが
注射打ったばかりだからだろうと
気にも留めなかった
これが全ての始まりとなる
