姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
純粋なフレデリックは、毎回面白い程に反応を返す。
照れたり、顔を真っ赤にしたり、手に触れただけで体を跳ねさせたりと、なかなかに楽しませてくれた。
そんな憂さ晴らしをしたところで、王子達はなかなか声を掛けてこない。
顔を合わせても話し掛けても簡単に躱されてしまう。
自分ではない令嬢と仲を深めているという情報が入れば令嬢達を引き連れて、その令嬢の元へ向かって苛立ちをぶつけるように文句を吐き散らしていた。
ライバルは影で潰していった。
縮こまって怯え、涙を浮かべる姿を見ていると気分が良くなった。
その中でも一番邪魔だったのは公爵令嬢のレイナとミアの存在だった。
父親の仕事の関係上、幼い頃から王子達の近くに居た二人は余裕たっぷりな表情でいつも此方を見下しているような気がした。
其れなのに、婚約者候補として有力候補なことが気に入らない。
噂ではもう王妃教育を終えているとの事だったが、王子達に婚約者は居ない。
(……幼馴染ってだけで、王子の婚約者になれると思ったら大間違いなのよッ!わたくしは誰より努力している!選ばれて当然なのにッ)
なかなか上手くいかずに苛立ちは増すばかりだった。
次第に王子達に近付くと明らかに嫌な視線を感じるようになった。
控えめにしても、此方に視線すら向けてはくれない。
悔しさに手を握り込んだ。
それから坂を転げ落ちるように何もかも上手くいかなくなっていった。
照れたり、顔を真っ赤にしたり、手に触れただけで体を跳ねさせたりと、なかなかに楽しませてくれた。
そんな憂さ晴らしをしたところで、王子達はなかなか声を掛けてこない。
顔を合わせても話し掛けても簡単に躱されてしまう。
自分ではない令嬢と仲を深めているという情報が入れば令嬢達を引き連れて、その令嬢の元へ向かって苛立ちをぶつけるように文句を吐き散らしていた。
ライバルは影で潰していった。
縮こまって怯え、涙を浮かべる姿を見ていると気分が良くなった。
その中でも一番邪魔だったのは公爵令嬢のレイナとミアの存在だった。
父親の仕事の関係上、幼い頃から王子達の近くに居た二人は余裕たっぷりな表情でいつも此方を見下しているような気がした。
其れなのに、婚約者候補として有力候補なことが気に入らない。
噂ではもう王妃教育を終えているとの事だったが、王子達に婚約者は居ない。
(……幼馴染ってだけで、王子の婚約者になれると思ったら大間違いなのよッ!わたくしは誰より努力している!選ばれて当然なのにッ)
なかなか上手くいかずに苛立ちは増すばかりだった。
次第に王子達に近付くと明らかに嫌な視線を感じるようになった。
控えめにしても、此方に視線すら向けてはくれない。
悔しさに手を握り込んだ。
それから坂を転げ落ちるように何もかも上手くいかなくなっていった。