姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます~苦労の先に待っていたのは、まさかの溺愛と幸せでした~
何より今更、何を言っても現状は変わらない。
それよりも、もっと詰まらなかったのはウェンディの反応だった。
あんなにフレデリックを「好きだ」「愛している」と言いながら、不貞を知ったとしても、怒り狂いもせず泣き喚きもせず、淡々と対応する姿に驚いていた。
(……もっと悔しがるかと思ったのに、信じられない)
顔を合わせないようにしているのか、敢えてフレデリックを邸に呼んだとしても全くの無反応である。
それに自慢しようとしても母がウェンディに近付く事を絶対に許さなかった。
(詰まんないの……)
あの日からフレデリックは元気がなくなり、何を言っても上の空である。
隈はひどく憔悴しているように思えた。
だけどもう時間は戻らない。
それに父もニルセーナ伯爵も夫人も、婚約者がウェンディから変わったとしても特に何も言う事はなかった。
(当たり前でしょう?ウェンディよりも、わたくしの方が優れているんだもの)
華やかな容姿と愛嬌のある自分は、どこに行っても自慢出来る事だろう。
それに公爵家の令息からも婚約の打診が来たくらいなのだから、伯爵家の令息には勿体ないくらいだ。
ニルセーナ伯爵邸に向かい数日滞在したが、ニルセーナ伯爵は微妙な反応だったが、夫人は「嬉しいわ!」と喜んでくれた。
(ふふっ、当然よ……!)
それよりも、もっと詰まらなかったのはウェンディの反応だった。
あんなにフレデリックを「好きだ」「愛している」と言いながら、不貞を知ったとしても、怒り狂いもせず泣き喚きもせず、淡々と対応する姿に驚いていた。
(……もっと悔しがるかと思ったのに、信じられない)
顔を合わせないようにしているのか、敢えてフレデリックを邸に呼んだとしても全くの無反応である。
それに自慢しようとしても母がウェンディに近付く事を絶対に許さなかった。
(詰まんないの……)
あの日からフレデリックは元気がなくなり、何を言っても上の空である。
隈はひどく憔悴しているように思えた。
だけどもう時間は戻らない。
それに父もニルセーナ伯爵も夫人も、婚約者がウェンディから変わったとしても特に何も言う事はなかった。
(当たり前でしょう?ウェンディよりも、わたくしの方が優れているんだもの)
華やかな容姿と愛嬌のある自分は、どこに行っても自慢出来る事だろう。
それに公爵家の令息からも婚約の打診が来たくらいなのだから、伯爵家の令息には勿体ないくらいだ。
ニルセーナ伯爵邸に向かい数日滞在したが、ニルセーナ伯爵は微妙な反応だったが、夫人は「嬉しいわ!」と喜んでくれた。
(ふふっ、当然よ……!)